2001ツァー

ちょっと密着レポート!!

7月6日(金)〜15日(日)

 フランス語も、英語も、日本語も(?)決して得意とは言えない私が、
 ソルヴィルの2001ツァーに同行しました。
 はてさて生きて帰れるのか・・・?ちょっと密着レポートです。

 

7月6日(金)

7日(土) 関西空港到着

8日(日) 神戸ポートピアホテル

 大阪入り。翌朝早朝、関西空港 までお迎えにいくのじゃ。今回は3便に分かれての来日。 あー大変。 フランス語も英語も得意でない私にあるのは「根性」だけ!! 全身をカンにして、相手が何を言おうとしているのかを感じとるのです。集中力の勝負。今のうちに体力つけときまひょ。大阪のうまいもんでも食べとこ。
 ほな、いってきまっすわ。

8:10 ピアニストのナタリーさん無事到着。
13:00 ソルヴィルとマネージャーのカトリーヌさん
無事到着。「Bonjour!」「cava?」「Merci!」・・・
来たぞ来たぞフランス語の嵐。知ってる単語を
並べてまずは立ち向かうのじゃ!!
オチャメなミュージシャン、アコーディオンのベルトランドさんとピアノのナタリーさん。ナタリーさんは背も高くて髪も短くて、一瞬「この人ほんとに女?」と疑うが2児のママ。感情表現が豊かで大胆。でもピアノはとっても繊細なんですよ。なんともにくめないキャラでありました。
 9日(月) 表敬訪問
神戸で初日を迎えたツアー。いよいよ名古屋入り。神戸は加藤修滋さんが同行していたので私は名古屋駅に荷物持ちとして迎えにいく。
そこでっ!!
事件が起こった!!なんと!ベルトランドさんが新幹線にウエストポーチを忘れてしまった!
中にはお財布と
パスポート!!遺失物係に走る。「なんじゃこりゃ?!」と怒りたくなる遺失物係の対応。
そりゃね、毎日毎日人の失敗の後始末に追われていればウンザリするのもわかるけどさ、もう少し何とかならない?
1時間後に電話をしろと言われたので、とりあえずホテルへ。ベルトランドさんは「見つかる
可能性はあるか?」って聞くの。
私は当然あると思っていたけど、フランスは盗られてあたりまえの国。そうだよねぇ、安全神話の崩れかかってる日本、
わからないよねぇ。
パスポートだよ。ど、ど、ど、どうしよう!!!
・・・・・1時間後、電話をしたけれど出ない!!なんということ!昼食休憩だ!ますますあせる。1:00きっかりに再度TEL。
「ありました!!」いやぁ、良かった。早速ベルトランドさんにお知らせ。「日本人はなんて正直なんだ、素晴らしい国だ」と感激の様子。
この言葉を裏切ってはいけません。がんばれニッポン!・・・でもほんとに良かった。もし、なくなっていたらパスポート再発行だよ。

こうしてウエストポーチは宅配されることに。安心して4人は表敬訪問にでかけました。
神田愛知県知事、松原名古屋市長、東海テレビ、中日新聞社・・・。ソルヴィルは日仏友好のシャンソン大使として、愛知県の文化の発展、
日仏の文化交流、2005年愛知万博の応援などの話をし、愛知万博イメージソング
「ブラボー!ムッシュ・ルモンド」をよろしくとアピール。
「ブラボー!・・・」はミッシェル・フューガンの作ったシャンソン。2005年にはぜひ来日してコンサートを行いたいと伝えました。
万博もいろいろと問題があるけれど、私はただひたすら、この「ブラボー!ムッシュ・ルモンド」を愛知県中の人と一緒に、いえいえ世界中の
人々と一緒に歌いたいだけ。この曲が、心と心の交流のきっかけになればいいなぁと願うだけです。みんなで歌いましょう!!!!!
10日(火) 名古屋巴里祭2001(名古屋市芸術創造センター) 11日(水) 大阪 12日(木) 福岡
名古屋市芸術創造センターでのコンサート。私も出演しました。
ソルヴィルはこの名古屋公演を
ライブ・レコーディングし、日仏両国で発売予定。もう「名古屋とばし」なんて言わせません。まさにパリ市長の「シャンソン都市=NAGOYA」ですね。すごい!!
ソルヴィルの歌声は心にズシリと響きます。センターにマイクを立て、ただひたすら歌う。衣装が華やかなけでもないのに惹きこまれてしまう・・・。主張の強い激しい歌の表情から一変して、やさしい顔になる。クリッとしたかわいらしい目が印象的でした。ブラボー!!
名古屋公演のあと、ウェルカム&バイバイパーティー。
盛り上がりました。今回名古屋での滞在が短く残念。
次は大阪。そして福岡と続きます。

大阪: フェスティバル・
   リサイタルホール
福岡:
 アークロイヤルホテル

ソルヴィルはちょっとお疲れ。
 13日(金) OFF  14日(土) 京都パリ祭(京都府立文化芸術会館)
パリ祭当日、私たち「シャンソンの妖精」も一緒に京都パリ祭に出演です。京都は祇園祭。おまけに、小泉の純ちゃんも京都入りしていたりして、とってもにぎやかでした。京都と聞けば外国人にとって憧れの町。ソルヴィル一行は、私に「劇場入りする前に観光したいから、ホテル出発時刻を早くしてね。」とオーダーが。おかげで1時間私は早く起きることに・・・。とほほ。
京都駅から劇場までのせてくれたタクシーの運
転手さんがやたらと道に詳しくて、度胸のある人だったので、ソルヴィルたちのガイドを頼み、「GINKAKUJI(銀閣寺)」に連れて行ってもらいました。ツアーマネージャーはこんな手配もするのです。全身カンでこれだけついていってるなてすごいと思いません?!要は、
わかろうとする気持ち、伝えようとする気持ちですよ。
まず「想い」ありき!それをよりたくさん伝える為に言葉。歌もそうです。
歌は「祈り・願い・叫び」と教えてくれたフランス人の言葉が浮かびます。・・・でも、やっぱりもうちょっと話せたらいいな。
勉強しま〜す!!(と、毎年反省するのだった)
やっとのお休み。せっかく日本にきたのになにも観光していないので、大阪城へ。あわただしく天守閣をみてお散歩。はい、チーズ。  15日(日) 帰国
いよいよ別れの時がやってきました。超さみし〜!!ソルヴィルたちは、京都で「シャンソンの妖精」の歌を袖から聴いて、「ブラボー!」と言ってくれました。トリコロールのドレスもとても評判がよく「キレイだ」とも。そのステージを見た4人から私は「ナツコ、ン!!」とニックネームをつけられてしまった。普段の私とステージの私は、それほどに違っていたらしい。服装によって雰囲気までいろんな人間にかわるので、「カメレオン」みたいだと。まっ、舞台人にとっては、それも重要なこと。賛辞として受け止めましょう。
ソルヴィル一行は、名古屋で録音したCDのキャンペーンのため、12月に再来日するつもりだと言っていました。どんなCDができあがるのか楽しみです。大声で「ブラボー!!」って叫んでみたけれど録音されているのか?
別れは寂しいけれど、心に思い出は残ります。今も頭の中に、歌声とあのクリッとした愛らしい目が浮かびます。
12月、ほんとに来るのかしら???きゃー!!それまでに少しは英語か、フランス語、上達してなきゃ!
マネージャーさんからのお達しだも〜ん。がんばりま〜す!!

        以上、私の「2001ソルヴィル・ツアー密着レポート」でした。
               
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